行政書士と見る飲食店・旅館業の許認可メニュー表
2026/09/07
行政書士と見る飲食店・旅館業の許認可メニュー表
飲食店や旅館業の開業手続きでは、厨房や客室だけでなく、メニュー表や館内案内の言葉も大切です。たとえば「手作り弁当」は食品衛生の話になりやすく、「疲れが治るお茶」のような表現は薬事に関わるおそれがあります。山口つよし行政書士事務所としても、許認可を考える方には、先に「何を出すか」「どう書くか」を整理してほしいと考えています。
目次
- メニュー表が許認可に関わる理由
- 食品衛生と薬事を分ける言葉の見方
- 開業手続き前にそろえたい確認材料
1. メニュー表が許認可に関わる理由
飲食店の許認可では、保健所が厨房設備や手洗い場などを確認します。旅館業では、宿泊する場所の安全や衛生も見られます。ここまでは想像しやすいはずです。
意外に見落としやすいのが、メニュー表です。提供する物が変わると、必要な確認も変わります。
- 店内で調理して出す食事
- 客室に置く菓子や飲み物
- 売店で販売する加工食品
- 美容や健康をうたう商品
同じ「お客様に出す物」でも、食品衛生だけで済むとは限りません。飲食店と旅館業を一緒に始める場合は、開業手続きの前に、提供物を紙に書き出すと整理しやすくなります。
2. 食品衛生と薬事を分ける言葉の見方
食品衛生は、食べ物を安全に扱うための確認です。温度管理、調理場所、保存場所、手洗い設備などが関係します。
一方で薬事は、商品や広告の表現が問題になりやすい分野です。「治る」「効く」「改善する」など、体への効果を強く示す言葉には注意が必要です。
たとえば、次のように考えると分かりやすいです。
- 「地元野菜のスープ」なら食品の説明です
- 「体調が治るスープ」は薬事の確認が必要です
- 「香りを楽しむ入浴料」は雑貨寄りの説明です
- 「肩こりが治る入浴料」は表現に注意が必要です
言葉を少し変えただけで、確認先や準備の順番が変わることがあります。だからこそ、行政書士に相談する前でも、メニュー名、説明文、販売場所をセットで残しておくと役立ちます。
3. 開業手続き前にそろえたい確認材料
飲食店や旅館業の開業手続きでは、相談の場で「まだ決まっていません」が多いと、確認が前に進みにくくなります。完璧な資料でなくても、次の材料があると話が早くなります。
- 店内や館内の簡単な図
- 調理する物、仕入れて出す物の一覧
- 客室や売店に置く商品の一覧
- メニュー表や館内案内の下書き
- 営業開始日の希望時期
費用や必要書類は内容によって変わります。正確な判断は、保健所などの窓口や専門家に確認することが大切です。
許認可は、書類を出すだけの作業ではありません。食品衛生、薬事、飲食店、旅館業の線引きを早めに整理すると、開業手続きで戻りが少なくなります。まずは「何を、どこで、どんな言葉で出すか」を書き出してみてください。そこから準備の順番が見えやすくなります。
----------------------------------------------------------------------
山口つよし行政書士事務所
住所 : 宮城県仙台市太白区柳生2丁目3-2
電話番号 : 090-7833-9836
----------------------------------------------------------------------

