厨房図面から考える飲食店・旅館業の許認可
2026/09/25
厨房図面から考える飲食店・旅館業の許認可
飲食店や旅館業の開業手続きでは、内装を作ってから許認可を考えると、手戻りが起きることがあります。特に食品衛生と薬事は、メニュー名や売り方だけでなく、厨房、客室、売店の使い方にも関係します。行政書士へ相談する前でも、何を確認すればよいかを知っておくと安心です。
目次
- 厨房図面で分かれる食品衛生の確認
- 客室サービスと売店で変わる薬事の注意
- 飲食店・旅館業の開業手続きで先にそろえる物
- 行政書士に相談する前に決めておきたいこと
1. 厨房図面で分かれる食品衛生の確認
食品を作って出す場合は、食品衛生法に関係します。飲食店営業では、保健所が厨房の設備や衛生管理を確認します。
たとえば、次の点は早めに見ます。
- 手洗い設備を置く場所
- シンクや冷蔵設備の位置
- 食材と食器の動線
- 食品衛生責任者の準備
図面上では小さな違いに見えても、開業直前に直すと費用も時間もかかります。厨房は「料理を作れればよい場所」ではなく、許認可の目で見ても整っている必要があります。
2. 客室サービスと売店で変わる薬事の注意
旅館業では、旅館業法の許可だけを見れば足りるとは限りません。客室に置く物や売店で販売する物によって、薬事の確認が必要になることがあります。
特に注意したいのは、健康食品、化粧品、入浴関連の商品です。「疲れが治る」「病気に効く」のような表現は、医薬品医療機器等法、いわゆる薬機法に関係する場合があります。
同じ商品でも、ただ置くのか、販売するのか、効能をうたうのかで見方が変わります。食品衛生と薬事は別物ですが、開業現場では同じ売場に並ぶこともあります。ここを分けて考えることが大切です。
3. 飲食店・旅館業の開業手続きで先にそろえる物
開業手続きでは、申請書だけを急いでも進みにくいことがあります。先にそろえたいのは、営業内容が分かる資料です。
- 店舗や厨房の図面
- 提供するメニュー
- 宿泊サービスの内容
- 売店で扱う商品の種類
- 保健所や自治体へ確認した内容
飲食店と旅館業を同じ場所で始める場合、保健所、自治体、消防関係など確認先が分かれることがあります。順番を間違えると、内装、表示、販売計画を直すことになりかねません。
4. 行政書士に相談する前に決めておきたいこと
行政書士に相談する前は、「何を売るか」「どこで提供するか」「誰に出すか」を紙に書いておくと話が早くなります。専門用語でなくてかまいません。
山口つよし行政書士事務所のブログとして、私たちは、開業前の確認は難しい言葉を並べるより、営業の形を一つずつほどくことが大切だと考えています。
飲食店、旅館業、食品衛生、薬事の許認可は、別々に見えて実際の現場ではつながります。開業手続きで迷ったら、工事や仕入れの前に、図面、メニュー、販売予定の商品を整理しておきましょう。早めの整理が、安心して開業へ進むための土台になります。
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山口つよし行政書士事務所
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